觀經序分義傳通記見聞

かんぎょう じょぶんぎ でんずうき けんもん

良忠『觀經序分義傳通記』の注釈書である。享保15(1730)年から翌年にかけ、木活字により印刷されている。
江戸時代、木版印刷が広く行われるようになると、活字印刷は衰退したが、必要がある場合、少部数を木活字で印刷することがあった。江戸の増上寺では、享保年間に木活字を新調し、享保12年から17年までの5年間で7部32巻を活字印刷したという。本書の各巻には「享保十五庚戌年四月十八日謹摺冩/活字施板 三縁山袋谷方國」などといった刊記が入る(日付や文言は巻により異なる)。

参考文献 藤堂祐範『浄土教古活字版圖録』