金谷道人御一代記

きんこくどうじんごいちだいき

江戸中期から後期の僧・横井金谷(1761-1832)が自らの半生を綴った絵巻。全7巻。横井金谷は、京都金谷山極楽寺の住職であった。「金谷上人御一代記」は『日本庶民生活史料集成』に全文翻刻されているが、解題では、「作者は生涯のうちに、幾本かの巻子本を需められるままに作ったであろう」と推測されている。現在伝わる「金谷上人御一代記」の写本は、冊子本の体裁であるものも多いというが、本学所蔵のものは巻子本で、各巻頭に「金谷」「大寶主人」印がある。なお、『日本庶民生活史料集成』に翻刻されている「金谷上人御一代記」や、国立国会図書館蔵の絵入り三冊本には序文があるが、本学所蔵の巻子本には序文がない。

参考文献 『日本庶民生活史料集成』第16巻 奇談・紀聞