無量壽經優婆提舎願生偈婆藪槃頭造并注

むりょうじゅきょううばだいしゃがんしょうげばすばんずぞうへいちゅう

世親の「無量寿経優婆提舎」に対する注釈書で、北魏の曇鸞(476~542?)の著。「往生論註」ともいう。本書は写本であり、後見返貼紙の墨書は「覺如上人真筆/墨附五十三枚/凡六百三十五行」(上巻)、「覺如上人真筆/墨附六十二枚/凡七百四十五行」(下巻)となっている。覚如は鎌倉後期の浄土真宗の僧で、本願寺三世。奥書では「覚如上人真筆」とあるが、覚如の書ではなく、室町時代の写本と推測される。

参考文献 辻本俊郎「伝覚如書写本『無量寿経論註』について」(『アジア文化学科年報』8号) 、佛教大学総合研究所紀要別冊『浄土教の総合的研究』(1999年)