往生要集鈔 室町期写本

おうじょうようしゅうしょう むろまちきしゃほん

鎌倉時代の僧・良忠(1199-1287)が撰述した源信「往生要集」の注釈書。全8巻のうち巻4のみが残る写本であるが、書写者は不明である。
「往生要集鈔」の伝本の標題は「往生要集鈔」と「往生要集義記」の二種がある。写本や成立の早い版本は「鈔」であり、寛永年間の木活字版以降は全て「義記」となっている。
これまで確認されている「往生要集鈔」の伝本の中で、最も古い年記を持つものは貞治2年(1363)の尊経閣文庫本であるが、本資料はそれに前後する室町初期頃の成立と考えられている。

参考文献 佛教大学総合研究所『浄土教典籍目録』