往生要集抄 古活字版

おうじょうようしゅうしょう こかつじばん

鎌倉時代の僧・良忠(1199-1287)が撰述した源信「往生要集」の注釈書。巻下第1、巻中第2のみが合冊となっている、古活字版である。下巻の第2を欠くため刊記がないが、寛永3(1626)年の刊行と考えられる。
「往生要集鈔」の伝本の標題は「往生要集鈔」と「往生要集義記」の二種がある。写本や成立の早い版本は「鈔」であり、寛永年間の木活字版以降は全て「義記」となっている。
本資料には「洒竹文庫」、「洒竹」の印があり、大野洒竹の旧蔵であったことがわかる。大野洒竹(おおの しゃちく:1872-1913)は明治時代の俳人・医師で、古俳諧研究に携わる一方、俳書収集につとめた。

参考文献 佛教大学総合研究所『浄土教典籍目録』