釋四分律含注戒本疏科

しゃくしぶんりつがんちゅうかいほんしょか

宋代の元照が唐代の道宣の書を注釈したもの。古活字版。上下二巻のうちの上巻のみが残る。
本資料は国立国会図書館所蔵の『釋四分律含注戒本疏科』(無刊記)と同版と思われるが、同館で所蔵する四分律関係の古活字版には「慶安五壬辰歳吉旦 三條通菱屋町婦屋 林甚右衛門尉板行」(『四分律刪補隨機羯磨疏濟縁記』)、「正保三年丙戌暦 三條通菱屋町婦屋 林甚右衛門」(『四分律行事鈔資持記』)の刊記があることから、『釋四分律含注戒本疏科』もこれらの書と同時期に林甚右衛門によって刊行されたものではないかと推測されている。

参考文献 「新指定貴重書のご紹介」(『国立国会図書館月報』平成20年12月号)