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学内公開の「聖語蔵経巻」にコレクションが追加されました

学内公開の「聖語蔵経巻」に、第五期・第五回配本分までのコレクションが追加されました。

なお、上記リンクは佛教大学内閲覧専用のため、学内からのみご覧いただけます。

一般公開に「觀經玄義分傳通記見聞」「觀經序分義傳通記見聞」「觀經定善義傳通記見聞」「觀經散善義傳通記見聞」が追加されました

一般公開に「觀經玄義分傳通記見聞」「觀經序分義傳通記見聞」「觀經定善義傳通記見聞」「觀經散善義傳通記見聞」が追加されました。

觀經玄義分傳通記見聞
良忠『觀經玄義分傳通記』の注釈書である。享保14(1729)年、木活字により印刷されている。
江戸時代、木版印刷が広く行われるようになると、活字印刷は衰退したが、必要がある場合、少部数を木活字で印刷することがあった。江戸の増上寺では、享保年間に木活字を新調し、享保12年から17年までの5年間で7部32巻を活字印刷したという。本書の各巻には「享保十四己酉年七月九日謹摺冩/活字施板 三縁山袋谷方國」といった刊記が入る(日付は巻により異なる)。
参考文献 藤堂祐範『浄土教古活字版圖録』

觀經序分義傳通記見聞
良忠『觀經序分義傳通記』の注釈書である。享保15(1730)年から翌年にかけ、木活字により印刷されている。
江戸時代、木版印刷が広く行われるようになると、活字印刷は衰退したが、必要がある場合、少部数を木活字で印刷することがあった。江戸の増上寺では、享保年間に木活字を新調し、享保12年から17年までの5年間で7部32巻を活字印刷したという。本書の各巻には「享保十五庚戌年四月十八日謹摺冩/活字施板 三縁山袋谷方國」などといった刊記が入る(日付や文言は巻により異なる)。
参考文献 藤堂祐範『浄土教古活字版圖録』

觀經定善義傳通記見聞
良忠『觀經定善義傳通記』の注釈書である。享保16(1731)年、木活字により印刷されている。
江戸時代、木版印刷が広く行われるようになると、活字印刷は衰退したが、必要がある場合、少部数を木活字で印刷することがあった。江戸の増上寺では、享保年間に木活字を新調し、享保12年から17年までの5年間で7部32巻を活字印刷したという。本書の各巻には「享保十六辛亥年七月二十九日謹冩/三縁山 活字」といった刊記が入る(日付は巻により異なる)。
参考文献 藤堂祐範『浄土教古活字版圖録』

觀經散善義傳通記見聞
良忠『觀經散善義傳通記』の注釈書である。享保16(1731)年、木活字により印刷されている。
江戸時代、木版印刷が広く行われるようになると、活字印刷は衰退したが、必要がある場合、少部数を木活字で印刷することがあった。江戸の増上寺では、享保年間に木活字を新調し、享保12年から17年までの5年間で7部32巻を活字印刷したという。本書の各巻には「享保十六辛亥年十一月二十日謹冩/三縁山 活字」といった刊記が入る(日付は巻により異なる)。
参考文献 藤堂祐範『浄土教古活字版圖録』

一般公開に「浄土略名目圖見聞」「三縁(ゑん)山増上寺黒本尊阿弥陀如来御縁起」「選擇傳弘決疑鈔 寛永期 古活字版」「釋浄土二藏義 本泉寺旧蔵本」が追加されました

一般公開に「浄土略名目圖見聞」「三縁(ゑん)山増上寺黒本尊阿弥陀如来御縁起」「選擇傳弘決疑鈔 寛永期 古活字版」「釋浄土二藏義 本泉寺旧蔵本」が追加されました。

浄土略名目圖見聞
浄土宗第七祖の聖冏(しょうけい)の著。古活字版。「三柳居 杦浦氏藏書記」の印(印主:杉浦丘園)がある。本資料には「寛永四年丁卯暦十二月中旬」の刊記があるが、国立国会図書館の『浄土略名目圖見聞』にはこの刊記はなく、「慶長十八年甲丑暦六條西寺内開之」の刊記が入る。ただし本資料と国立国会図書館本は同種活字異植版と見られる(『増補 古活字版之研究』)ことから、慶長十八年の刊記は「何者かの悪戯なること瞭然たり」(『浄土教古活字版目録』)とされている。
参考文献 川瀬一馬『増補 古活字版之研究』 藤堂祐範『浄土教古活字版目録』

三縁(ゑん)山増上寺黒本尊阿弥陀如来御縁起
江戸の増上寺に伝わる阿弥陀如来像(通称:黒本尊)の縁起。宝暦13(1763)年の写しである。黒本尊については、中村仏庵が執筆した「黒本尊縁起」(国立国会図書館蔵)や、中村仏庵の文章に鍬形蕙斎の絵を加えた絵巻物「黒本尊縁起絵巻」(ニューヨーク公共図書館蔵)、幕末に刊行された『重修黒本尊縁起』がある。本資料の前半部分の内容は増上寺の寺誌である「三縁山志」(『浄土宗全書』第19巻)所収の「黒本尊 略縁起」とほぼ同じである。ただし「三縁山志」には「略縁起」が全文掲載されていないため、本資料の後半部分はどの程度「略縁起」と一致するか不明である。
参考文献 鈴木淳「鍬形蕙斎画『黒本尊縁起絵巻』の考察」(『絵が物語る日本 ニューヨーク スペンサー・コレクションを訪ねて』三弥井書店、2014年)

選擇傳弘決疑鈔 寛永期 古活字版
浄土宗第三祖の良忠による『選択集』の注釈書。古活字版。「選擇傳弘決疑鈔」の古活字版は『浄土教古活字版図録』によれば慶長14(1609)年版、慶長19(1614)年版、無刊記本があるが、これらはいずれも本資料と異なる活字を用いている。
3巻に「西都東山知恩院」、「堺縣下河内国石川郡富田林 西方寺徒弟 田中原方所持」の墨書がある。

釋浄土二藏義 本泉寺旧蔵本
「釈浄土二蔵義」は、法然上人依頼の浄土宗義を集大成した書で、浄土宗第七祖の聖冏(1341-1420)の著。慶長14(1609)年、慶長17(1612)年、寛永期の活字版が知られている。本書には刊記がなく正確な刊年は不明であるが、本資料と同版と推測される光慶寺旧蔵本には「于時寛永第五辰季」などと墨書があることから、寛永5年以前の刊行と考えられる。また本資料の各巻頭には「本泉寺」「圓徳寺藏書印」の印があることから、もとは本泉寺、圓徳寺で所蔵されていたことが分かる。
参考文献 藤堂祐範編『浄土教古活字版圖録』

一般公開に「光明真言初心要抄」「表無表色章」「三國佛法傳通縁起」「釋四分律含注戒本疏科」が追加されました

一般公開に「光明真言初心要抄」「表無表色章」「三國佛法傳通縁起」「釋四分律含注戒本疏科」が追加されました。

光明真言初心要抄
江戸時代初期の僧・頼慶(1562-1610)の著。頼慶は徳川家康の信頼を得て、慶長7(1602)年11月江戸城で行われた浄土宗と日蓮宗の宗論の判者をつとめた人物である。
本資料は古活字版で、高野山で刊行されたいわゆる高野版である。巻末には「慶長九年丙辰十月廿一日依初入者之嘱注 東寺末葉桑門頼慶」とあるが、干支の「丙辰」は誤りで「甲辰」が正しい。
巻頭には「寶玲文庫」、「春龢堂」、「和賀」の印があり、また巻末には「鉤地山周英」の墨書がある。「寶玲文庫」の印主は蔵書家で知られるフランク・ホーレー、「春龢堂」は京都の古書店・春和堂の印である。
参考文献 「頼慶」(『国史大辞典』)

表無表色章
鎌倉時代の僧・叡尊(1201-1290)の著。古活字版。刊記は「寛永二拾年癸未仲秋 三條通菱屋町 林甚右衛門 開之」とあり、京都の書肆・林甚右衛門による刊行である。林甚右衛門は本書のほかに『四分律行事鈔資持記』(正保3〈1646〉年刊)、『四分律刪繁補隨機羯磨疏済縁記』(慶安5〈1652〉年刊)を活字版で刊行している。
参考文献 川瀬一馬『増補古活字版之研究』

三國佛法傳通縁起
東大寺の凝然による、インド、中国、日本の三国における仏法伝通について述べた書。応長元(1311)年成立。本資料は無刊記の古活字版であるが、「三國佛法傳通縁起」の古活字版には次の四種があるという。
(1)慶長期刊行、双辺無界、10行20字、(2)慶長期刊行、双辺無界、11行20字、(3)元和期刊行、無辺無界、11行20字、(4)慶長期刊行、双辺無界、10行20字 ※(2)の同種異植字版
本資料は無辺無界、11行20字なので、このうち(3)に該当する。
参考文献 川瀬一馬『増補古活字版之研究』

釋四分律含注戒本疏科
宋代の元照が唐代の道宣の書を注釈したもの。古活字版。上下二巻のうちの上巻のみが残る。
本資料は国立国会図書館所蔵の『釋四分律含注戒本疏科』(無刊記)と同版と思われるが、同館で所蔵する四分律関係の古活字版には「慶安五壬辰歳吉旦 三條通菱屋町婦屋 林甚右衛門尉板行」(『四分律刪補隨機羯磨疏濟縁記』)、「正保三年丙戌暦 三條通菱屋町婦屋 林甚右衛門」(『四分律行事鈔資持記』)の刊記があることから、『釋四分律含注戒本疏科』もこれらの書と同時期に林甚右衛門によって刊行されたものではないかと推測されている。
参考文献 「新指定貴重書のご紹介」(『国立国会図書館月報』平成20年12月号)

一般公開に「二藏義見聞」「釋氏要覽」が追加されました

一般公開に「二藏義見聞」「釋氏要覽」が追加されました。

二藏義見聞
江戸初期刊行の古活字版である。全8巻のうち、巻4と巻8のみが残る。巻8の巻末には「天佐之」の墨書がある。著者の聖冏は南北朝・室町時代前期に活動した僧侶で、浄土宗の第七祖。

釋氏要覽
宋代の道誠によって編さんされた、仏教語彙集。古活字版。
『釋氏要覽』の古活字版には、慶長より前に刊行された五山版(無刊記)と、慶長から元和年間(1596~1623)に刊行された無刊記版の2種あり、本資料は後者にあたると考えられる。当館ではこの他、寛永10(1633)年刊、宝永6(1709)年刊、刊年不明の木版本を所蔵している。このうち寛永10年版は影印本『寛永十年版釋氏要覧 本文と索引』が刊行されている。
参考文献 蔵中進・蔵中しのぶ編『寛永十年版釋氏要覧 本文と索引』

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