原文

重陽(ちやうよう)

九月九日の節句(せっく)すべて都(と)鄙(ひ)遠境(ゑんきやう)の世人菊(きく)をあつめて 酒(さけ)をもとめ一期(ご)の栄(ゑい)は一盃(はい)の酒とたのしむも 陶淵明(とうゑんめい)が古(いにしえ)にかはらざりき

解説

「重陽」は陰陽思想にいう陽の月の最大値「九」に同じ数の日を重ねた九月九日のことで、菊の露を身につけ、菊酒を酌交して邪気を払い長寿を願うという菊の節句です。「重九」ともいいます。