原文

五位鷺

むかし天王御遊覧ありし時
鷺のむれゐたるを御らんし
六位を召しあの鷺とつて参れと有し時
此鷺飛さりしかは
六位せんかたなく
ちょくでうなるそ
帰れ
とあれは
おり立て人にやすやすととられけるを御覧し
御かと御感のあまり
五位の爵を給はりしより
鷺をごいさきと名つけたり