原文

一条革堂 寺領二十石

行願寺と号す
往昔一条院寛弘二年に鎮西の人行圓上人みやこにのぼり
頭にほうくはんをいたゞき
身に革服を着し千手くはんをん圓満陀羅尼を誦持す
世人これを革上人とぞいひける
上人つねにくはんをんの像をつくらはやと念願あり
灵木を乞うけて長八尺のくはんをんを作らる
上人革服を着て住みける故に革堂といふとかや