原文

[花見之體]

【上段】御室仁和寺花の比はたゞならぬ遊人花の袂をひるがえす
寺の号によりて仁のこゝろを和なりし

【下段】北野の境内花見の躰花洛の武家衆馬をのり
此道にうとき少人などに学ばしむるの地也大内には左近の桜などの名花
此地は右近の馬場といゑり
花の詠もかはらざりしとや