原文

[禁裏 南御門]

紫宸殿(ししんでん)東西十一間南北八間半板敷(いたしき)にして四方板縁(しほういたゑん)也
南(なん)殿(でん)と号す元日(くはんにち)即位(そくい)等(とう)の儀式(ぎしき)に此殿(このでん)を用
賢(けん)聖(じやう)の障子(しやうじ)絹を以て張(はる)御(ぎよ)縁の杉戸に繪有 殿上の間(ま)東西拾間南北五間南むき也御階(みはし)をのぼりて小板敷(こいたしき)なり
職原抄(しよくげんしやう)侍醫(しい)参るは此所なり繪は獅子(しし)にほたん苅(かり)田に靏等(つるとう)也
昇殿人(しやうてんにん)の外地下の人此所にのぼる事なし