原文

【七之巻】東山安居

花洛人弥生の比は此邊に来りて遊山の景地也
とりわけ藤の名所なれは盛の比はひとしほの賑ひ也

解説

巻七には安井金比羅宮を筆頭に東山にならぶ神社仏閣が名をつらねていますが、ちょっと目を引くものに相撲力士の取り組みがあります。そのうち荒川團藏、竹熊弥太八、今川三太左衛門、桟シ木曽之助、荒砂長太夫、唐竹茂次之丞、錦龍田右衛門、立山利太夫、松山左五左衛門、大山次郎右衛門は元禄・宝永頃に活躍し、三役(大関・関脇・小結、この時代まだ横綱はない)に付いた力士でありました。