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増補改訂 近代仏教スタディーズ

  • 大谷 栄一 編,吉永 進一 編,近藤 俊太郎 編
  • 法藏館
  • 2023.4

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

2000年代以降、急速に発展した学問領域である近代仏教。その入門書のアップデイト版(初版は2016年刊行)。「近代仏教」とは何かの説明に始まり、近代仏教の歴史や特徴、人脈相関図(キュートなイラスト付き)、ブックガイド、リサーチマップなど、多面的にその魅力に迫った一冊。現代の日本仏教をより深く理解するためにも、近代仏教の理解は欠かせない。本書を通じて、近代仏教のおもしろさを感じてほしい。
紹介文あり

看護を学ぶ人のための社会学

  • 阪井 俊文 編著,濱野 健 編著,須藤 廣 編著
  • 明石書店
  • 2022.12

作田 誠一郎先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

本書は、看護師を目指す学生や医療・看護現場で働く看護師の再教育に向けて、社会学の基本的な知識や考え方、そして看護現場の社会学的研究の知見を提示することを目的としています。私は、第5章で社会的逸脱と社会的包摂の仕組みとして社会によって周辺化される人たちに対する看護やその理解について言及しました。また第10章では、医療化を中心として医師や看護師の患者を前提とする役割について再考しています。その他、情報化や生と死、グローバル化など幅広く看護現場に役立つ内容を網羅する構成となっています。
紹介文あり

社会の変容と暮らしの再生

  • 日本社会分析学会 監修, 室井 研二, 山下 亜紀子 編著 他
  • 学分社
  • 2022.9

作田 誠一郎先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

本書は、シリーズ生活構造の社会学(第1巻『生活からみる社会のすがた』)の第2巻です。全体の内容は、現代社会における諸問題に対して生活構造の概念を中心に弱者や排除、地域社会の変動とコミュニティに再編など、各著者のさまざま問題関心に沿って構成されてます。私は、非行少年の視点から沖縄社会の生活世界と基礎構造を調査に基づいて分析しました。非行少年を取り巻く家族や友人・先輩の関係性から沖縄社会の課題を含めて論じています。
紹介文あり

戦後日本の宗教者平和運動

  • 大谷 栄一 編
  • ナカニシヤ出版
  • 2021.11

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

宗教者や宗教団体が「平和活動」に取り組むことは、当たり前のことだろうか? 第二次世界大戦前の日本では宗教界全体が戦争協力を行い、戦争に反対した宗教者はきわめて少なかった。そうした戦前への反省から始まった戦後日本の宗教者平和運動はどのような軌跡を辿ったのか。9名の執筆者が仏教、キリスト教、新宗教の取り組み、国境を越えた活動を論じている。宗教にとって平和とは何か? 戦後日本社会にとって平和とは何か? 本書からいくつもの問いかけを読み取ってほしい。
紹介文あり

放送コンテンツの海外展開-デジタル変革期におけるパラダイム

  • 大場 吾郎
  • 中央経済社
  • 2021.7

大場 吾郎先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

コロナ禍で人々の自宅にいる時間が増える中、有料動画配信サービスが契約者数を伸ばしています。NetflixやAmazon Prime Videoといったグローバルに展開するプラットフォームでも日本のドラマやアニメが多く配信されており、世界中のユーザーに届けられています。こういった現象の背景には何があり、どういった影響があるのでしょうか。本書ではそのような問いに対してメディアコンテンツ論の専門家たちが様々な視点から答えを探っています。
紹介文あり

大麻の社会学

  • 山本 奈生
  • 青弓社
  • 2021.7

山本 奈生先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

この本は「大麻問題」を通して、日本と欧米の文化と政治を考えるという大きな企図で書かれたものです。本学講義では間接的に、「20世紀の歴史」や「現代思想」との関連があって、やや込み入った議論もあるのですが、関心をもってもらった大学生にも読んでもらえるように、と心がけました。
紹介文あり

近代日本宗教史4:戦争の時代

近代日本宗教史

  • 島薗 進 編、末木 文美士 編、大谷 栄一 編、西村 明 編
  • 春秋社
  • 2021.5

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

「戦争と宗教」という問題を、昭和初期からアジア・太平洋戦争の敗戦までの日本宗教史を題材として検討した論考が収録されている。筆者(大谷)は「戦争協力と抵抗」と題した論考を寄稿した。なぜ、日本の宗教団体は戦争に同調し、どのような協力を行ったのだろうか。一方、戦争に同調せず、抵抗した宗教者はどのような考えでどのように行動したのか。そのことを、仏教とキリスト教を事例として論じた。今、あらためて、「戦争と宗教」の問題について考えてほしい。
紹介文あり

犯罪・非行の社会学〔補訂版〕 : 常識をとらえなおす視座

  • 岡邊 健 (京都大学准教授)/編
  • 有斐閣
  • 2020.9

作田 誠一郎先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

犯罪・非行現象は、法律的な解釈であれば法律や条例に違反した行為としてみなされるものです。しかし、その要因や犯罪・非行に対する見方(世間)に注目するとみなさんがこれまで抱いてきたイメージとは異なる視点や解釈が生じるはずです。本書を読み進めていくなかで、犯罪・非行に対する社会学的な分析を通じて、新たな思考と視点が得られると思います。
紹介文あり

「反日」と「反共」:戦後韓国におけるナショナリズム言説とその変容

  • 崔銀姫著
  • 東京 : 明石書店
  • 2019.10

崔 銀姫先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

ナショナリズムやメディア文化研究、地域研究に興味を持っている方には参考になると思います。
紹介文あり

近代仏教というメディア : 出版と社会活動

  • 大谷栄一著
  • 東京 : ぺりかん社
  • 2020.3

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

「仏教が日本の寺院から出ていく」。これは、近代以降の日本仏教の特徴を表現したテーゼである。現在、「近代仏教」の研究がグローバルに進展している。この論文集では、幕末・明治維新以降に生起した日本の「近代仏教」の特徴を、〈メディア〉〈アジア〉〈社会活動〉という観点から考察している。 日本の寺院から出て行った仏教はどうなったのか? この論文集を通じて、そのことを確かめてほしい。
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ヴェーバーの迷宮 迷宮のヴェーバー

  • 千葉芳夫著
  • 京都 : ミネルヴァ書房
  • 2019.12

千葉 芳夫先生による紹介文

合理性は効率性や能率性と捉えられることが多いが、ウェーバーは理論や生活態度の一貫性をも合理性に含めている。また、それを単純に肯定してしまったり否定してしまったりすることはできないと考えている。近・現代の合理化の進んだ社会について考える際に、本書を参考にしていただけると幸いです。
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ともに生きる仏教 : お寺の社会活動最前線

ちくま新書; 1403

  • 大谷栄一編
  • 東京 : 筑摩書房
  • 2019.4

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

2000年代以降、日本の仏教界には新しい世代による「仏教の社会活動・文化活動」の波が訪れている。本書では、子育て支援、アイドル育成、演劇活動、NPOとの協働、貧困問題、被災地支援、グリーフケア、ビハーラ(仏教版ホスピス)などの多種多様な活動を取り上げ、その社会活動の最前線を、活動の当事者と研究者が協力して紹介する。現代社会に寄り添う仏教の新たな可能性を探る一冊(本書紹介文より)。
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