当館所蔵冊数は約86万冊。その中には、仏教関係をはじめ、史学・国文学関係などの貴重資料も所蔵しています。
今回は、古今刊行されつづけている京都本のひとつ、『花洛細見圖』を紹介します。
『花洛細見圖』
元禄十七(1704)年の序をもち、表紙題簽には「寶永」と冠する地誌ですから、江戸期の京都本のなかでは中期にかけてのものといえましょう。
元禄時代の京都は町人文化が花開いた時期といわれます。商業出版も盛んになり、書肆が多く立ち並び、本学に近い西陣は機織の音もさぞかしにぎやかだったと思います。
「花洛」とは花の都京都のことであり、京都の社寺仏閣や花の名所とともにおもな年中行事があわせて紹介されています。
(佛教大学図書館報『常照』第54号「新収資料紹介」より)
当館には、この他にも貴重な資料を所蔵しており、図書館報『常照』、図書館ポータルサイトでも順次、紹介しています。
また、機会をみて、本紙での紹介、当館1階展示コーナーでの展示をしたいと思います。??
[貴重資料の利用について]
1.利用対象者
・本学校法人の専任教職員
・本学校法人の大学院生,研究員,研究生
・本学校法人の客員研究員,客員教授
・その他図書館長の許可を受けたもの
2.利用手続き
①受付
総合カウンター参考調査担当にて受付
②申請
原則、1週間前までに所定の申請書を提出し、図書館長の許可を受ける
※E-mailでの申請可。所定の申請書は要提出
③閲覧
<日時>月~金(図書館開館期間内)
午前9時30分~午後4時30分
<場所>職員が指定した場所のみ
※館外貸出は一切行なわない