サンサーラから電子ジャーナルにアクセスしてみよう!―OPACの機能が強化されました (第13号)

 皆さんが図書館で本を探す際に使うOPACですが、先月から少しだけ機能が追加されています。お気づきでしょうか? OPAC画面の下に案内が出ていますので、もう知っている方も多いのではとは思いますが、先月から各出版社の「電子ジャーナル」について、タイトルを直接検索できるようになったのです。今までであれば、図書館の「学外契約データベース」のHPから、Oxford University press、Sage、EBSCOなど、「電子ジャーナル」を公開しているデータベースサイトにアクセスし、自分の閲覧したい雑誌がどこで公開されているかを探す必要があったのですが、もうそういった必要はありません。探したい学術雑誌のタイトルが分かっている場合、サンサーラや研究室のPCからOPACにタイトルを入れていただくだけで、必要な雑誌にダイレクトにアクセスできます。少しばかりですが、便利な機能だと思いますので有効活用してください。 
 ところで…「電子ジャーナルってそもそも何?」と思っている方も多いのではないでしょうか?特に1回生や2回生の方であれば、もしかしたら名前すら聞いたことのない方もいるのではないかと思います。人によっては「e-ジャーナル」などという言い方を好む人もいますが、簡単に言ってしまえば、「電子ジャーナル」とは、インターネット上で公開されている雑誌です。インターネット上で公開されているといっても、実際に「紙媒体」として出版される雑誌の元原稿から、PDF形式におこしたものがほとんどですので、内容は「紙」で出版される雑誌と何ら変わりはありません。もちろん新刊が出れば、HPの更新という形で、すぐに公開が行われます。出版社によっては、「紙媒体」の冊子を出版する時期よりも早い段階で公開してしまうこともありますので、最近では情報の鮮度も保障されています。佛教大学内のサンサーラや研究室のPCを使えば、ブラウザ画面を通して見ることができますので、わざわざ図書館に来る必要すらありません。まさに便利この上ない、次世代の雑誌といえるでしょう。
 とはいえ、このような「電子ジャーナル」は著作権法という法律の壁もあり、日本では未だにほとんど出版されていません。このため現在、佛教大学で購読できる電子ジャーナルも外国語雑誌に限られています。しかし使い慣れればこれほど便利なものはありませんし、将来的には日本でもこういった形式の雑誌が増えてくると予想されています。
 現在佛教大学ではトライアル契約(試用期間中)のものも含め2600タイトル以上を読むことができます。このような状況ですから、知らないと絶対に損をします。

使ったことのない方は、ぜひ一度アクセスしてみてください。
ご利用をお待ちしています!