蔵書点検の様子をご紹介します (8‐1)

 図書館では、8月28日(月)~8月31日(木)の4日間、「蔵書点検」を行いました。
 皆様にはご不便をおかけしましたが、休館期間を利用し集中的に佛教大学図書館の貴重な財産である蔵書が所在不明になっていないか、汚損、破損の著しい資料がないか、実際に資料のある場所と排架場所が正しく一致しているかを点検いたしました。
 蔵書点検は、より迅速かつ正確な資料を提供できる、利用しやすい本棚に整えるための作業です。でも皆さんには少し縁遠い存在かもしれません。せっかくですので、どのような作業をしているのか、皆さんにご紹介したいと思います。大体の手順はこんな感じです…

①このポータブルマルチターミナルリーダで作業を行います

②本に貼ってある図書ラベルを1冊1冊、丁寧に読み取ってゆきます。

③リーダを肩からぶら下げ、一冊一冊、丁寧に作業を進めます。

④時に出現する上段の作業時には、姿勢を安定させてから、読み取りを行う必要がありますので、慎重さがより必要となります…

 蔵書点検時には、この作業を該当箇所の本がなくなるまで、延々と繰り返します。その後、読み取ったデータはコンピュータへと出力され、登録されているデータと間違いがないか照合作業をします。このとき登録されているデータ?と異なる部分が見つかれば、それを元に行方不明の本や、間違えて置かれた本などを見つけ出します。とにかく一冊ずつ作業を行う必要がありますので、正直とても根気の要る作業です。
 このような作業は、図書館を閉館にしない限り行うことができません。皆さんには閉館でご迷惑をおかけいたしますが、より利用しやすい図書館を作るためには欠かせない作業です。どうか、ご理解をいただければと思います。