デジタルコレクションに「選擇要决 1巻」を追加しました。

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選擇要决 1巻

法然房源空(1133-1212)の主著『選択本願念仏集』について遺弟たちの間から出た異議を10か条に整理し、一つ一つ反論したもの。鎌倉時代初期の浄土宗僧・勢観房源智(1183-1238)が嘉禎2年(1236)に撰述したとされるが、異説もある。

江戸時代中期の享保年間には、表現などを大きく改竄した版本が刊行され、明治時代の『浄土宗全書』でも底本として採用された。本資料はこれらとは別系統の写本であり、改竄以前の古態を窺うことができる貴重な資料である。