図書館所蔵の貴重書「都名所百景」がポストカードブックに

本学図書館所蔵の貴重書「都名所百景」が、「ちいさな美術館 都名所百景」として青幻舎様から出版されました。

金閣寺、銀閣寺、祇園祭など、100景ある京都・洛中洛外における名所から32景を抜粋したポストカードブックです。

都名所百景 ―ちいさな美術館 | 青幻舎
http://www.seigensha.com/books/978-4-86152-782-1
都名所百景|デジタルコレクション
都名所百景 前半
都名所百景 後半

解題

『都名所百景』(『都百景』)は、江戸時代後期(1860年ごろ)に梅川東居(うめかわとうきょ)、歌川北水(うたがわほくすい)ら5人の絵師が手がけ、大阪の版元石和(いしわ)により刊行された彩色木版画です。京都御所に始まり、泉涌寺に至るまで、幕末の京都・洛中洛外における名所100景を網羅しています。現在も人々の信仰を集める寺社のほか、四季を彩る花鳥風月を織り込んだ光景が多く取り上げられています。