宗門改帳
江戸時代に宗門改めの制度があったことはよく知られていますが、実際に作成された宗門改帳を目にする機会は多くありません。宗門改帳はもともとはキリスト教禁圧のために作成されはじめたものですが、世帯ごとに住民の名前や年齢が記されているため、その地域の人口、家族構成の分析などの歴史研究に利用されています。今月は、京都の鷹峯や清瀧など、各地で作成された宗門改帳を展示します。
- 期間
- 2016年6月1日(水)~6月29日(水)
- 場所
- 紫野図書館1階(※学外者の方は入館手続きが必要です。)
- 展示資料
- 「宗門御改寺請并家数人別員数帳」(山城国愛宕郡鷹峯) 寛政11[1799]~万延2[1861]
- 「切支丹宗門御改浄土御書上帳」(信濃国高井郡川田村) 寛政9[1797]
- 「真言宗観音寺旦那宗門帳」(大和国宇智郡岡村) 文政10[1827]
- 「浄土宗門人別改帳」(山城国愛宕郡 愛宕坂下権現 清瀧) 安政2[1855]