十二問答

じゅうにもんどう

法然の遺文集「黒谷上人語燈録」のうち、和語で書かれた「和語燈録」第4巻の「十二問答」部分の写本である。ただし問答の数は一つ少ない十一である。
本文末尾に「康永二年十一月十八日 佛子祐玄(花押)」とあることから、本書は康永2年(1256)の書写と考えられる。この書写年が正しいものであれば、「和語燈録」の序文の年記(文永12 [1275])より古い。
また巻末には「茲書一帖十一枚首尾一同而黒谷法然上人之真筆也・・・(中略)・・・後住総州飯沼賜紫沙門弘経寺 以傳叟謹書」とある慶安4年(1651)の極書が追加されている。