都名所百景

みやこめいしょひゃっけい

『都名所百景』(『都百景』)は、江戸時代後期(1860年ごろ)に梅川東居(うめかわとうきょ)、歌川北水(うたがわほくすい)ら5人の絵師が手がけ、大阪の版元石和(いしわ)により刊行された彩色木版画です。京都御所に始まり、泉涌寺に至るまで、幕末の京都・洛中洛外における名所100景を網羅しています。現在も人々の信仰を集める寺社のほか、四季を彩る花鳥風月を織り込んだ光景が多く取り上げられています。

本作品の絵師の一人である梅川東居は、京都を中心に活動し、時に東挙とも名乗ります。「東挙」名義による作品として、当デジタルコレクションでは、『平安京御繪圖 : 并ニ名所ひとり案内』(『京名所獨案内』)を学内向けに公開しております。

なお本学に所蔵される『都名所百景』は、写真家中川邦昭氏より、2002年12月にご寄贈いただいたものです。

収録名所:
御所, 洛北上加茂神社, 鴨川流上下加茂社, 下加茂御手洗川, 祇園表門大鳥居, 祇園御旅所, 祇園街夕陽, 大佛鐘, 大佛門前耳塚, 三十三間堂射前, にし大谷めかねはし, 円山新樹, 吉田朝霧, 八坂法観寺, 智恩院門前, 双林寺朧夜, 三條大橋比叡山春霞, 四條河原夕すゝみ, 五條橋下, 松原道白雨, 高臺寺船形門, 南禅寺山門深雪, 洛北金閣寺, 銀閣之雪曙, 通天橋紅楓, 若王子三の滝, 西行庵木枯, 洛北貴舩社, 北岩倉大雲寺, 松が崎, 洛西龍安寺, 幡枝村圓通寺, 清和院蜘蛛塚, 北野天満宮, 船岡山遠見鏡, 洛西嵐山, 洛北鳴瀧, 建仁寺町蛭子社, 洛北今宮社, 岩屋山金峯寺, 叡山より湖水を望, 叡山双輪塔, 洛北西加茂, 小野庄杉坂道風社, 壬生寺狂言, 御菩薩池, 安井金毘羅, 西高瀬紙屋川水門, 淀秋暁, 嶋原, 祇園會宵餝, 錦天神, 加茂川北三本木, 二條革堂, 二條堀川橋, 六角堂西國十八番禮所, 四條の七辻, 本願寺, 飛雲閣, 東本願寺大門, 愛宕山日暮瀧, 西山月輪寺, 廣澤池, 高雄の丹楓, 洛北栂尾, 御室, 洛北鞍馬, 洛北三宅八幡, 百丈山石峯山, 野々宮, 四明ヶ嶽, 黒谷金戒光明寺, 伏見稲荷三ヶ峯, 伏見京橋, 宇治橋平等院望, 宇治川出合下ノ米かし, 淀大橋, 洛西桺谷, 山崎天王山并ニ宝寺, 雄徳山八幡宮, 東殿, 空也堂, 東寺秘蜜法院, 洛南六孫王遍照心院, 久世の橋向日明神望, 洛西長岡天満宮, 洛西梅宮, 太秦牛祭, 愛宕山朝日峯, 永観堂, 真如堂, 縄手大和橋, 霊山, 鳥辺山, 長樂寺, 高臺寺唐傘亭, 音羽山清水寺, 六波羅蜜寺西國十七番礼所, 洛東劔宮, 泉涌寺