釋淨土二藏義 光慶寺旧蔵本

しゃくじょうどにぞうぎ こうけいじきゅうぞうぼん

「釋淨土二藏義」は、法然上人以来の浄土宗義を集大成した書で、浄土宗第七祖の聖冏(1341-1420)の著。慶長14年(1609)、慶長17年(1612)、寛永期の活字版が知られている。本書は刊記のない古活字版で、巻10の巻末には「于時寛永第五辰季初夏下旬第五天」「于時寛永第五辰暦初夏下旬第五天此三十巻書者成就畢 沙門教誉年三七」とあることから、寛永5年以前の出版であることが分かる。また本書の各巻末には「城州伏見 光慶寺」「光慶寺」などとあり、伏見の光慶寺で所蔵されていたことが分かる。

参考文献 藤堂祐範編『浄土教古活字版圖録』