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「十二月あそひ」「羅生門」「いはや」の画像を公開

電子資料庫の貴重書画像データベースのコンテンツ追加をおこないました。

従来からの『花洛細見図』に加え、『十二月あそひ』『羅生門』『いはや』の画像を公開しました。

十二月あそひ

正月から極月(十二月)にいたるまで内裏、京の町々を中心に伝わる年中行事や遊びの数々、季節の自然などが月ごとに描かれ、その様子が絵と詞、交互に書き連ねられています。京都に住まうものにはなじみの深い地名や、「人の心を迷わし悩ます」という花の名所も多く登場します。いまに伝承される行事や風物もありますが、この絵巻が製作されたころ(江戸中期ごろか)と現在とでは違ったかたちで残っているものなども多く、比較しながら楽しむこともできます。
『常照-佛教大学図書館報 第52号』より

羅生門

『羅生門』絵巻は平安時代の武将・源頼光(九四八〜一〇二一)の鬼退治武勇伝に源氏伝来の名刀伝説を織り交ぜたものがたりで、舞台は平安京、成立は室町時代中期頃といわれています。このものがたりには羅城門のあった現在の千本九条あたりはもちろんですが、多田、摂津国、丹波国・大江山、堀川通り一条戻橋、正親町の橋詰、二条大宮、八条坊門、男山、大和国・宇陀の郡、二条の御所、河内国・高安の里、唐土、長岡、横川等の地名や場所がみえます。
『常照-佛教大学図書館報 第53号』より

いはや

『いはや』の書名については、置き去りにされた主人公の姫が一時期育てられた住居に因むものであり、『岩屋の草子』『岩屋』『岩屋物語』『岩屋姫物語』『対の屋姫物語』などの多様な名称で呼ばれている。本文系統についても、和歌を多く含む本文から簡略化された表現の本文をもつものまで多様な形で伝承されており、現在は散佚して存しない王朝物語『いはや』を改作した御伽草子といわれている。
『常照-佛教大学図書館報 第58号』より