デジタルコレクションに「京洛三十六家 山水花鳥人物図貼交屏風」を追加しました。
京洛三十六家 山水花鳥人物図貼交屏風
「京洛三十六家 山水花鳥人物図貼交屏風」は、京都六角通油小路下ル本能寺町で両替商や貸金業を営んでいた前川五郎左衛門家に伝わったもので、平成15年(2003)に文書類と共に佛教大学附属図書館の所蔵となった。この屏風は六曲一双、総寸は各縦171.2、横378.0センチ。地全体に銀箔を置き、三十六枚の絹本着色図を貼り込んでいる。各図の寸法は、縦25.8、横38.0センチ前後。円山四条派を中心に、土佐派や京狩野も含む京坂で活躍した絵師三十六名の作品が貼り交ぜられており、当時の画壇の縮図とも言うべきものである。