戦後日本の宗教者平和運動
- 大谷 栄一 編
- ナカニシヤ出版
- 2021.11
大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文
宗教者や宗教団体が「平和活動」に取り組むことは、当たり前のことだろうか? 第二次世界大戦前の日本では宗教界全体が戦争協力を行い、戦争に反対した宗教者はきわめて少なかった。そうした戦前への反省から始まった戦後日本の宗教者平和運動はどのような軌跡を辿ったのか。9名の執筆者が仏教、キリスト教、新宗教の取り組み、国境を越えた活動を論じている。宗教にとって平和とは何か? 戦後日本社会にとって平和とは何か? 本書からいくつもの問いかけを読み取ってほしい。