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批判的犯罪学: 刑事司法と犯罪研究を問い直す

  • 批判的犯罪学研究会 編
  • ちとせプレス
  • 2025.9

山本 奈生先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

批判的犯罪学という分野は、欧米では長年議論されてきたものの、日本ではほとんど知られてきませんでした。批判的犯罪学とは、現行の法体系における窃盗犯などよりも、大企業や国家が行う戦争や環境破壊のほうが問題だとし、既存の犯罪概念を批判するものです。この本は、日本ではじめて系統的にこの分野を論じた論文集です。編著の名義は特定個人ではなく、研究会となっています。皆でとても愉しく、コモンズとして作った本です。
紹介文あり

別日本で、いい

  • 松岡 正剛 編著, 福家 俊彦 執筆者代表, 末木 文美士 執筆者代表
  • 春秋社
  • 2024.5

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

「編集」をキーワードに多方面で活躍した松岡正剛(1944~2024)が生前に遺した「松岡流日本編集の集大成」の一冊です。本書は、近江ARS(Another Real Style)の活動が基盤になっています。これは本来から将来に向けて、近江の歴史・経済・文化の価値の創出をめざすプロジェクトで、母なる琵琶湖の湖畔から、日本のもうひとつのスタイル「別日本」を追求する刺激的な試みです。私は日本仏教の近代化について綴った「近代化した仏教」を寄稿しました。
紹介文あり

森岡清美の宗教社会学 : その検証と継承

  • 大谷 栄一 編, 寺田 喜朗 編
  • 法藏館
  • 2025.5

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

本書は、戦後日本の宗教社会学と家族社会学の礎を築いた社会学者・森岡清美(1923~2022)の宗教社会学研究の全体像を多方面から捉え直すことを通じて、戦後日本の実証的な宗教社会学の軌跡と今後の展望を明らかにすることをめざした論文集です。本書を通じて、調査・研究を「とことん追求する」社会学的実証研究の醍醐味を感じ取っていただきたいと思います。
紹介文あり

概説 生命倫理学

  • 三重野雄太郎 編著/秋葉峻介 編著
  • 大学教育出版
  • 2025.4

三重野 雄太郎先生(社会学部公共政策学科)による紹介文

“自身/パートナーが中絶するかどうか選択する、親の最期をどう看取るか意思決定しなければならない、親族が生体間移植を必要としていて、自身がドナー候補になった、などといった事態は私たちの誰にも起こり得る、誰が当事者になってもおかしくないものです。 本書は、生命倫理の問題について、学生の皆さんに関心・当事者意識を持ち、自分なりに考えてもらうことを目指し、なるべく的確かつ平易に生命倫理に関わる様々なトピックを解説しています。 ぜひとも手にとって頂ければと思います。”
紹介文あり

日本仏教再入門

  • 著・編: 末木 文美士 ,著: 頼住 光子 ,著: 大谷 栄一
  • 講談社学術文庫
  • 2024.4

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

日本仏教の入門書は本学図書館にも数多くありますが、本書は古代から現代までの日本仏教の歴史と思想を多方面から明らかにした入門書です。冒頭の概説、古代~中世の日本仏教の思想家たちの思想を検討したパート、廃仏毀釈に始まる近代日本仏教史を紹介したパート、戒律や葬式仏教、神仏関係、冥顕などの日本仏教の深層を扱ったパート、日本仏教の可能性を論じたまとめから構成されています。私は近代日本仏教史のパートを担当しました。本書は、『日本仏教を捉え直す』(一般財団法人放送大学教育振興会、2018年)を文庫化したものです。
紹介文あり

戦後期渡米芸能人のメディア史:ナンシー梅木とその時代

  • 大場吾郎
  • 人文書院
  • 2024.9

大場 吾郎先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

今日アメリカに進出する日本人アーティストや俳優は珍しくありませんが、そのような動きは60~70年前頃からありました。インターネットがなく、日米間で人の交流も今よりはるかに少なかった当時、日本からアメリカへ渡った芸能人はどのような目標を持ち、また現地でどのように受け入れられたのでしょうか。映画や音楽などポピュラーカルチャーやエンターテインメントが好きな方には特に興味深い内容です。
紹介文あり

日本の青少年の行動と意識:国際自己申告非行調査(ISRD)の分析結果

  • ISRD-JAPAN実行委員会 編
  • 現代人文社
  • 2024.3

作田 誠一郎先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

日本の非行や青少年の犯罪被害について、世界と比べてその犯罪の傾向や非行の進み方に特徴があるのかなど、世界規模の調査票を用いた日本の調査結果が本書でまとめられています。本書を通じて、日本における少年非行や青少年の犯罪被害の防止について学んでください。
紹介文あり

ITと現代ビジネス : 実践から学ぶ経営・実務・技術

  • 渕崎 正弘・若林 靖永 監修/藤田 哲雄 著
  • 京都大学学術出版会
  • 2023.8

若林 靖永先生(社会学部公共政策学科)による紹介文

ITは現代のビジネスをすすめる上で不可欠なものとなっていますし、自分たちの利用するサービスの多くもスマホを使ったものが増えていると思います。このように私たちにとって決定的に重要なITについて、企業ではどのようにITを使ってサービスを生み出しているか、そのためにITの開発をどうすすめるか、ITシステムをどうマネジメントするか、など知りたい、学びたい、IT関連で働きたいと思う学生のみなさんにおすすめです。
紹介文あり

商品開発・管理の挑戦 : デザイン、ラグジュアリー、ブランド、社会課題

  • 長沢 伸也 若林 靖永 編著, 冨田 健司 編著, 岡本 哲弥 編著
  • 晃洋書房
  • 2023.8

若林 靖永先生(社会学部公共政策学科)による紹介文

21世紀の社会的課題、グローバル競争等をふまえると、ますます、独創的で有効な商品開発・管理が求められるようになっています。これまでの延長線で、より良いものをより安くつくれば売れるという時代は終わりました。これからの時代を切り拓く商品開発・管理のあり方について、ここに収録された諸研究によって学び考えてみてほしいと思います。
紹介文あり

増補改訂 近代仏教スタディーズ

  • 大谷 栄一 編,吉永 進一 編,近藤 俊太郎 編
  • 法藏館
  • 2023.4

大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文

2000年代以降、急速に発展した学問領域である近代仏教。その入門書のアップデイト版(初版は2016年刊行)。「近代仏教」とは何かの説明に始まり、近代仏教の歴史や特徴、人脈相関図(キュートなイラスト付き)、ブックガイド、リサーチマップなど、多面的にその魅力に迫った一冊。現代の日本仏教をより深く理解するためにも、近代仏教の理解は欠かせない。本書を通じて、近代仏教のおもしろさを感じてほしい。
紹介文あり

これからの暮らしと経済

  • 塚原康博・安藤 潤・佐川和彦・松崎慈恵 編著
  • 文眞堂
  • 2023.3

安藤 潤先生(社会学部公共政策学科)による紹介文

本学では全学教養科目「くらしの中の経済」で教科書として使用することを主な目的として刊行しました。したがって、経済学を専門に学ばない学生でも、また、大学に入学したばかりの学生であっても理解しやすいように書かれた経済の入門書です。私たちが学生の頃にはなかったジェンダー、少子高齢化、グローバル化といったキーワードを念頭に書かれています。京都の観光経済についても第14章で扱われています。「くらしの中の経済」を履修しない学生も、読みたいところだけでもいいですからぜひ手に取って読んでみてください。
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いまから始める地方自治[改訂版]

  • 上田道明編
  • 法律文化社
  • 2023.4

上田 道明先生(社会学部公共政策学科)による紹介文

まちづくりや地方自治に関心のある初学者向けにまとめたテキストです。町内会のことから地方財政まで幅広く取り上げているので、興味のある章だけでもぜひ目を通してみてください。
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