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解題
神輿洗は祇園祭の神輿を鴨川の水で清める儀式で、神幸祭に先立つ7月10日(旧暦5月晦日)と還幸祭の後の28日(旧暦6月18日)に行われる。その際に祇園遊郭では芸妓や周辺の町人たちが、流行りの芸能などに取材したさまざまな仮装で廓内外を練り歩いた。本資料は天保11年に行われた「祇園ねりもの」の絵番附。上段に仮装の内容、下段に扮する芸妓の名前が書かれている。
絵は江戸時代後期の京都の浮世絵師中村長秀による。参考文献
福原敏男, 八反裕太郎著 『祇園祭・花街ねりものの歴史』 (臨川書店, 2013)
田中緑紅著 『祇園祭ねりもの』 (緑紅叢書 第33, 34輯, 京を語る会, 1960)