人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか : 拡大する世界と〈地〉の物語
- 清川祥恵(共編著)、斎藤英喜(歴史学部教授・分担執筆) 他
- 文学通信
- 2022.8
清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
「神話」は、お話自体として楽しまれる以外にも、本や音楽のモティーフ、商品名、ゲームのキャラクター名として皆さんの生活に身近に溶け込んでいます。私たちが、普段気にもとめないほど自然に「神話」を受け容れているのはなぜなのでしょうか。あるいは、なぜ神話は、これほど魅力的なものとして語られつづけているのでしょうか。さまざまな時代や地域の事例を通して、人が「神話」とどのように接してきたのかを考える手がかりとなる一冊です。