ウィリアム・モリスの夢 19世紀英文学における中世主義の理想と具現
- 清川 祥恵 著
- 晃洋書房
- 2025.2
清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
最近は100円ショップで見かけることもあるウィリアム・モリスのデザインですが、こうして時代を超えて愛される美が生み出された背景には、彼が見た夢がありました。あまり日本では読まれることのないモリスの詩やロマンスを通して、彼の理想に触れてみましょう。清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
最近は100円ショップで見かけることもあるウィリアム・モリスのデザインですが、こうして時代を超えて愛される美が生み出された背景には、彼が見た夢がありました。あまり日本では読まれることのないモリスの詩やロマンスを通して、彼の理想に触れてみましょう。清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
普段、小説は読まなくても、アニメやマンガは見るという人はいまや多数派かもしれません。アニメやマンガ、音楽、映画、ゲームを通して新たな価値観や文化を学ぶことも増えているでしょう。本書は、『鬼滅の刃』や米津玄師「死神」など、皆さんにも身近なポップカルチャー作品のことを、もう少し深く考えたいと思ったときに是非読んでほしい一冊です。専門家の視点を通して、自分の大好きな作品の新たな読み方を発見してみてください。松本 真治先生(文学部英米学科)による紹介文
イギリスのノーベル賞詩人T. S. エリオットと言ってもピンとこないかもしれませんが、ミュージカル『キャッツ』の原作者と言えばどうでしょうか。2022年は、エリオットの代表作であり、現代詩の金字塔とも言われる『荒地』発表からちょうど100周年。日本T. S.エリオット協会では記念論集を刊行しました。100年の時を経た『荒地』の新解釈をはじめとした21の論考と『荒地』の新訳を所収。入門的な論考も含まれていますので、エリオットを知らない人には知るきっかけに、またすでに知っている人にはさらに知るきっかけとなります。稲永 知世先生(文学部英米学科)による紹介文
本書は、コク・キレ・のどごしの意味は?生チョコの「生」って何?など、味にまつわることばを言語のプロが徹底的に分析しています。また、カレーやラーメン、お菓子の味のおいしさを、比喩やオノマトペを利用して効果的に伝える方法をわかりやすく解説しています。引用した東海林さだおさん、阿川佐和子さんなどの名文や、『美味しんぼ』『神の雫』『孤独のグルメ』『ワカコ酒』『忘却のサチコ』などグルメ漫画のセリフも味わい深く、図や表も多用し、解き明かされるレトリックの数々に驚かされ、日本語の奥深さを堪能できるでしょう。また、食にまつわる楽しいコラムも箸休め的に掲載しています。清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
「神話」は、お話自体として楽しまれる以外にも、本や音楽のモティーフ、商品名、ゲームのキャラクター名として皆さんの生活に身近に溶け込んでいます。私たちが、普段気にもとめないほど自然に「神話」を受け容れているのはなぜなのでしょうか。あるいは、なぜ神話は、これほど魅力的なものとして語られつづけているのでしょうか。さまざまな時代や地域の事例を通して、人が「神話」とどのように接してきたのかを考える手がかりとなる一冊です。