陰陽道の神々 決定版
- 斎藤 英喜 著
- 法蔵館文庫
- 2024.10
清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
2007年に佛教大学の「鷹陵文化叢書」として思文閣出版より刊行され、2012年に増補版として再刊されたのち、さらなる加筆がなされた「決定版」です。まさに斎藤英喜先生の「ライフワーク」であったご研究でありつつ、「あとがき」からは先生のさらなる飽くなき探求心を伺うことができます。内容はもちろん、未来への眼差しもまた見習いたい一冊です。清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
2007年に佛教大学の「鷹陵文化叢書」として思文閣出版より刊行され、2012年に増補版として再刊されたのち、さらなる加筆がなされた「決定版」です。まさに斎藤英喜先生の「ライフワーク」であったご研究でありつつ、「あとがき」からは先生のさらなる飽くなき探求心を伺うことができます。内容はもちろん、未来への眼差しもまた見習いたい一冊です。清川 祥恵先生(文学部英米学科)による紹介文
歴史学部の斎藤英喜先生が、今までとは異なる新しい分野にチャレンジし、異色のメンバーで執筆した論文集です。中世から現代の『鬼滅の刃』まで、日本の文学に描かれてきた「魔術」について、いろいろな角度から知ることができます。「魔術」は、ハリー・ポッターのような魔法使いが唱える呪文以外にも、多様な顔を持っています。斎藤先生が最後に遺してくださった贈り物として、ぜひこの新たな世界への扉を開いてみてください。苫名 悠先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
“「美術史学」という学問では、現存する美術作品を資料として扱って、その観察と分析を通じて人間の歴史を記述することが一般的です。ただ、このやり方では、すでにモノ自体は失われてしまったけれども、かつてはたしかに存在していた数多くの作品が歴史の闇に埋もれてしまうことになります。 この本では、これらの失われてしまった作品に光を当てて、今に伝えられた模本(模写)などを手掛かりとして、日本最古の絵巻群の姿を明らかにすることを目指しています。”斎藤 英喜先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
古代神話が、近世、近代においてどのように読み替えられ、近世や近代固有の神話が創造されていくかを明らかにする一書です。「神話・伝承学」をさらに専門的に勉強したい人には、お勧めです。佐古 愛己先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
藤原氏が国政を掌握した摂関政治をへて、上皇による院政が始まる院政期。政務のしくみや運営方法・財源など、貴族社会のしくみと、政治権力の転変をわかりやすく解説しています。また、この時代は寺院造営や人口増加で都市域が拡大し、平安京が〝京都〟へ変貌する胎動期でもあります。京都の都市的変遷においても興味深い時代です。古代から中世へ、過渡期の京都の歴史に興味のある方には、ぜひ一読をお勧めします。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
『講座:日本民俗学』シリーズは、民俗学の研究水準を的確に示すとともに、現代社会に民俗学が果たすべき役割についても言及した講座本であり、民俗学を本格的に学ぼうとする学生諸氏にとっても、格好のテキストとなるものと思われる。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
鬼は人間の写し鏡だと思います。つまり、私たちは鬼を知り、鬼について考えることにより、人の本来あるべき姿を見いだせるのではないかということです。鬼は、自分を振り返り、内省するためには必ず必要な存在だということを学んでほしいと思います。門田 誠一先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
魏志倭人伝は邪馬台国や卑弥呼のことが書かれている史料です。これまでの研究は邪馬台国の場所はどこかが主な関心でした。しかし、魏志倭人伝は中国の歴史書なので、そこに書かれていることを中国の考古資料で解読したのが、この本の特徴です。当時の中国人の立場からみた古代の日本の姿を復原しました。考古学の専門書ですが、ここで示したように相手の視点からは何が見えてくるかを考えることは、歴史の研究だけでなく、いろいろな分野や場所で求められることだと思います。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
現代家族の実態に感心がある者にはぜひ一読をお勧めしたい。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
島嶼社会、あるいは韓国に興味のある学生諸子は一読されたい。読みなおす日本史
門田 誠一先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
毎日の生活にはんこは欠かせない。日本人はなぜ、いつごろからはんこを押し続けてきたのか。その歴史を辿り、はんこをめぐる日本独特の文化・社会を探る。1997年初版の復刊。