平田篤胤 狂信から共振へ
- 山下 久夫 編, 斎藤 英喜 編
- 法蔵館
- 2023.2
斎藤 英喜先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
古代神話が、近世、近代においてどのように読み替えられ、近世や近代固有の神話が創造されていくかを明らかにする一書です。「神話・伝承学」をさらに専門的に勉強したい人には、お勧めです。斎藤 英喜先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
古代神話が、近世、近代においてどのように読み替えられ、近世や近代固有の神話が創造されていくかを明らかにする一書です。「神話・伝承学」をさらに専門的に勉強したい人には、お勧めです。佐古 愛己先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
藤原氏が国政を掌握した摂関政治をへて、上皇による院政が始まる院政期。政務のしくみや運営方法・財源など、貴族社会のしくみと、政治権力の転変をわかりやすく解説しています。また、この時代は寺院造営や人口増加で都市域が拡大し、平安京が〝京都〟へ変貌する胎動期でもあります。京都の都市的変遷においても興味深い時代です。古代から中世へ、過渡期の京都の歴史に興味のある方には、ぜひ一読をお勧めします。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
『講座:日本民俗学』シリーズは、民俗学の研究水準を的確に示すとともに、現代社会に民俗学が果たすべき役割についても言及した講座本であり、民俗学を本格的に学ぼうとする学生諸氏にとっても、格好のテキストとなるものと思われる。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
鬼は人間の写し鏡だと思います。つまり、私たちは鬼を知り、鬼について考えることにより、人の本来あるべき姿を見いだせるのではないかということです。鬼は、自分を振り返り、内省するためには必ず必要な存在だということを学んでほしいと思います。門田 誠一先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
魏志倭人伝は邪馬台国や卑弥呼のことが書かれている史料です。これまでの研究は邪馬台国の場所はどこかが主な関心でした。しかし、魏志倭人伝は中国の歴史書なので、そこに書かれていることを中国の考古資料で解読したのが、この本の特徴です。当時の中国人の立場からみた古代の日本の姿を復原しました。考古学の専門書ですが、ここで示したように相手の視点からは何が見えてくるかを考えることは、歴史の研究だけでなく、いろいろな分野や場所で求められることだと思います。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
現代家族の実態に感心がある者にはぜひ一読をお勧めしたい。八木 透先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
島嶼社会、あるいは韓国に興味のある学生諸子は一読されたい。読みなおす日本史
門田 誠一先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
毎日の生活にはんこは欠かせない。日本人はなぜ、いつごろからはんこを押し続けてきたのか。その歴史を辿り、はんこをめぐる日本独特の文化・社会を探る。1997年初版の復刊。大谷 栄一先生(社会学部現代社会学科)による紹介文
本書は、2014~16年度に京都大学人文科学研究所で実施された共同研究「日本宗教史想像の再構築」の成果として刊行された日本宗教史のキーワード集である。編者3名の座談会、53個のキーワード解説、30冊のブックガイドから構成されている。高校までの教科書には載っていないような知識や視点によって、日本宗教史の新たな見方を示し、従来の日本宗教史像の再構築をめざした作品である。