更正保護学事典
- 日本更生保護学会 編
- 成文堂
- 2021.12
髙木 健志先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
更生保護という観点から編纂されていますが、広範囲の領域を網羅しています。そこで、社会福祉士や精神保健福祉士の受験にあたっての学習の補助教材としても参考にできると思います。髙木 健志先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
更生保護という観点から編纂されていますが、広範囲の領域を網羅しています。そこで、社会福祉士や精神保健福祉士の受験にあたっての学習の補助教材としても参考にできると思います。朴 光駿先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
初期仏教の経典に基づき、ブッダ思想の形成と特徴を明らかにし、ブッダ思想に関わる4つの争点を検討したもの。4つの争点は、①覚りの条件と何か、②6年苦行説はどのように固着化されたのか、③ブッダは輪廻についてどのように説いたのか、④ブッダの業論はバラモンの業論といかに異なるのか、である。主に社会科学者の視点からブッダの教えを解釈した著作である。新井 康友先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
本書は、社会福祉協議会で社会福祉士実習を行う際、事前学習で活用できます。また、社会福祉協議会で働く上で必要なキーワード・トピックスが紹介されていますので、社会福祉協議会で就職したいと思っている学生は一読してください。長友 薫輝先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
なぜ医療が崩壊するのか、いつから感染症に弱い国になったのか。私たちは重い問いに直面しています。戦後の医療・保健の歩みと歪み、介護現場や貧困問題の実態と構造、医療のデジタル化や「全世代型社会保障改革」など新自由主義の展開――歴史的で多角的な検証をふまえ、現在地から医療・福祉再生の道を探った書籍です。朴 光駿先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
1943年から終戦までの期間中、労務動員された「半島女子勤労挺身隊」の選抜から結成・引率・労働・労災・死亡・帰国に至るまでの具体的な実態について、微視資料を用いて詳細に記述したもの。約60名の口述記録をもとにしている。新井 康友先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
「自立支援」は魅力的言葉だが、介護保険制度の「自立支援」は介護費用を抑制するために要介護者を減らすことが目的になっている。2040年の超高齢社会のピークに向けて、それは為政者がもくろむそのような「自立」は本当に可能なのか。その果てで介護保険制度はどうなるのか。変質する介護保険の実態を告発する!新井 康友先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
2021年2月19日、内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」が設けられた。今日、わが国では孤独・孤立は社会問題になっている。本書は、高齢者の孤立死や社会的孤立について勉強し始めた大学生に読んで欲しい1冊である。具体的な事例を用いて論じているので、初学者でも理解しやすい内容である。タイトルにある「社会的孤立死」は造語である。田中 智子先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
最も濃密で長期にわたるケアを必要とする障害者の家族は、生涯ケアラーであることを社会的に要請されています。障害者家族はどのような現実を生きておられるのか、社会的支援はどのような実態になっているのかを現場の調査や取材を通して、明らかにしました。 障害者ケアに生じる様々な社会的困難は、子育てや高齢者介護などあらゆるケアに通底すると考えられます。誰もが生老病死を通じて、ケアからは不可避です。ケアを尊重した社会とはどのようなものであるかを一緒に考えていきましょう!朴 光駿先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
本書は、専門書であるが、社会政策の歴史研究、とくに東アジア社会政策史の比較研究に関心を持っている学生には、第一章と第二章をまず読むように勧める。日本社会政策史、江戸時代の貧困政策に関心を持っている学生は第5章が参考になる。田中 智子先生(社会福祉学部社会福祉学科)による紹介文
今の日本において、障害がある人をケアするということは、家族にとっては貧困リスクを高める危機となります。障害のある人も家族も当たり前の人生を歩むためには、お互いに自立することができるための手立てが必要です。その手だてを考えるうえで、まずは、障害のある人と家族の暮らしの実態を家計を切り口に明らかにし、なぜ家族がケアに引き付けられるのかということを整理しました。ケアはすべての人の人生に共通するテーマです。本書を読んで、ケアを担うことが社会的不利につながらない仕組みについて考えていただければと思います。