光源氏の生涯
和泉選書195
- 上野 辰義 著
- 和泉書院
- 2022.3
上野 辰義先生(文学部日本文学科)による紹介文
源氏物語の主人公光源氏の生涯を、人生周期(ライフサイクル)に注意しながら、逐ってみました。割と生臭いです。世間に流布する光源氏のイメージでなく、生身の人間としての彼を知ってほしいです。好悪を含め、光源氏がもっと身近に感じられると思います。それが、時間と時代を超えた古典としての面白さといえるでしょう。和泉選書195
上野 辰義先生(文学部日本文学科)による紹介文
源氏物語の主人公光源氏の生涯を、人生周期(ライフサイクル)に注意しながら、逐ってみました。割と生臭いです。世間に流布する光源氏のイメージでなく、生身の人間としての彼を知ってほしいです。好悪を含め、光源氏がもっと身近に感じられると思います。それが、時間と時代を超えた古典としての面白さといえるでしょう。濵田 泰彦先生(文学部日本文学科)による紹介文
江戸時代の男性アイドルといえば、歌舞伎若衆でした。若衆とは20歳前後の若者です。現代も男性アイドルは熱心なファンが支えていますが、江戸時代も同様でした。たとえば、応援しているアイドルのグッズであれば課金を惜しまない心理が働きます。江戸時代もそれは同じで、上村吉弥が顔につけていた白粉や玉村吉弥の紋所(「世」のロゴ)は、競って女性たちが購入しました。同時に、彼らは男性客にとっての性的対象でもありました。したがって、昨今言われている性的多様性(LGBTQ+)を再考する一助にもなります。是非手に取ってみてください。