京都の中世史1:摂関政治から院政へ
- 美川圭、佐古愛己、辻浩和著
- 日本機関紙出版センター
- 2021.11
佐古 愛己先生(歴史学部歴史文化学科)による紹介文
藤原氏が国政を掌握した摂関政治をへて、上皇による院政が始まる院政期。政務のしくみや運営方法・財源など、貴族社会のしくみと、政治権力の転変をわかりやすく解説しています。また、この時代は寺院造営や人口増加で都市域が拡大し、平安京が〝京都〟へ変貌する胎動期でもあります。京都の都市的変遷においても興味深い時代です。古代から中世へ、過渡期の京都の歴史に興味のある方には、ぜひ一読をお勧めします。